謝ると言っても、ケンカの原因となったことを自分に意思や考えに反して折れるというわけではありません。

もちろん冷静になって相手の言うことが正しいと思えたのならば素直に折れるべきですが、自分の価値観に嘘をついて折れるのは自分自身に嘘をつくことになってしまいます。

まずは「ケンカになってしまった」という事実に対して謝罪をするのです。

「ごめん、言い過ぎたね」

「もっと違う言い方があったね。ごめんなさい」

プライドが邪魔をしてなかなか謝るということができないという人も多かったりしますが、その気持ちをぐっと飲みこんで謝れるのが、仲直り力が高いということです。

もしもすぐに謝れない場合には、少し時間を置いたり、一旦物理的に離れて冷静になるまで話をしないというのも良い手と言えるかもしれません。

腑に落ちていないのに形だけ謝っても相手が納得するわけがありません。

人間は誰しも承認欲求を持っています。
特に結婚相手には、誰よりも自分を理解してほしいと思うものです。

「こんなこと言って、あなたを傷つけてしまったね」

「カッとなってあなたの事をわかってあげられなかったね」

「そういう考えを持っていたんだね」

このように、相手の考えに共感してあげることが重要です。
これに対して絶対にやってはいけないのが、「否定」です。

ケンカの原因に対する否定もいけませんし、相手の人格を否定するような言動はもっとしてはいけません。
相手の考えをしっかりと受け入れる

例えば小学生同士がケンカをした時、先生は2人から話を聞いて原因やこれからどうするべきかを考えさせ、最後に「仲直りの握手」をさせることが多いですよね。

しかし、大人になるともちろん仲直りの仲裁に入る先生などはおらず、大抵は自分たちだけで仲直りしなければならないものです。（大きな喧嘩に発展してしまった場合は、友人や家族などが仲裁に入る場合はあり）

大人になれば誰しもある程度のプライドがあるので、謝って考えを受け入れられたとしても、子供の握手のような「仲直りの印」を体現することができなかったりするものです。

さすがに握手はできないとしても、例えば仲直りの印として好きなお菓子やジュース（時にはビールなど）をあげるなどをすると、一気にケンカで悪化した関係性を戻すことができるはず。

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